バイクに乗り始めて

バイクに乗り始めて3ヶ月。

感じたことを少し書きます。


私の乗っているカブは原付2種で高速道路を通行できません。

確かに不便です。移動にはそれなりに時間がかかります。

バイクの移動は線の移動

飛行機が点から点の移動だとすると、バイクの移動は線の移動だと思います。

飛行機、確かに早く目的地に達しますが、途中のプロセスは省略されます。
(もちろん機内エンターテイメントや、機内食、上空から見下ろす景色などはありますが。)

一方、バイクの移動は顔を叩く風や、流れる景色、草木の香り、排気ガスやどこからか流れてくる煙や料理の匂い、体に感じるバイクの鼓動、心地よいエンジンの音。

そういった快も不快も含めた五感に訴えてくる様々な要素が、単なる移動をアトラクションに近いエンターテイメントに昇華させている気がします。

乗り物の移動速度が遅くなれば遅くなるほど印象は残りやすくなります。

さらに移動に時間と労力をかけた分だけ、深く思い出に刻まれる、そう思います。

世界が広がる

普段、仕事や買い物、学校や習い事で訪れる生活のエリアは限られています。

バイクに乗るようになって、そのエリアは拡大しています。
普段だったら通らないような生活道路や路地、車だったら決して訪れないような場所へと足を向けさせてくれます。

幼少の自転車に乗り始めた頃。

行ったことのない場所へ足を踏み入れ、まるで冒険でもしているかのようにドキドキしながらペダルを漕いだあの感覚。

道に迷って心細くなって泣きそうになった記憶。


一つ冒険するたびに、世界が少し広がった。

あの頃の懐かしい感覚と近いものを感じながら、今バイクを走らせています。

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