125ccバイク(原付2種)の魅力

小型か中型か?
そのどちらにするかで悩まれる方は多いと思います。かくいう私もそのひとりでした。
結論はありませんし、用途も考え方もひとそれぞれ。

125ccバイク(原付2種)の、メリット、デメリットをお伝えします。
バイク選びの参考にして下さい。

125ccバイク(原付2種)のメリット

小型自動2輪免許で運転できる

125ccバイクに必要な免許は小型自動二輪免許となり、原付免許の一つ上のカテゴリーになります。
普通自動車免許を持っている場合は学科は免除され実技教習のみとなります。
教習所にもよりますが、最短2日で取得することも可能です。

またオートマ専用の免許もあり、時間、費用ともに節約することができます。
ちなみにカブシリーズは自動遠心クラッチなのでオートマ免許で運転が可能です。

参考までに費用は以下の通りです。

普通自動車免許あり小型限定普通二輪免許実技 10時間 学科 1時間8〜12万円
普通自動車免許ありAT小型限定普通二輪免許実技 8時間 学科 1時間6〜10万円
おとなの自動車保険から引用

制限速度は車と同じ

125ccバイクの制限速度は車と一緒です。
原付のように最高速度制限はありません。また2段階右折も必要ありません。

110ccのクロスカブも一般道では車と同じペースで走ることができます。

2人乗りができる

免許を取得して1年経過すると2人乗りができます。

クロスカブ110で2人乗りをしましたが、思っていた以上に安定していてビックリ。
加減速に遅れはありますが、違和感を感じない程でした。

維持費用が安い

車両本体の価格はもちろんですが、税金、保険ともに250ccクラスに比べると安くなります。

税金:125ccクラスの自動車税2400円、250ccクラスは3600円と年間1200円お得。
さらに250ccクラスには、別途自動車重量税4900円が届出時に掛かります。

保険:自賠責は年間で450円弱安くなります。

車種/契約期間1年2年3年4年5年
原付(50cc~125cc)7,070円8,850円10,590円12,300円13,980円
軽二輪(126cc~250cc)7,540円9,770円11,960円14,110円16,220円
三井住友海上ホームページよ

さらに任意保険は車で契約している方なら125ccバイクはファミリーバイク特約が使え、
年間8000円程度で加入することができます。

燃費:クロスカブはリッターあたり67kmも走るので、非常に経済的な乗り物です。

小回りがきき、街乗りにも便利 もちろんツーリングもオッケー

取り回しが良く街乗りにも便利です。
法定速度内では充分な加速を有しますので、ツーリングにも適しています。

125ccバイク(原付2種)のデメリット

高速道路、一部の幹線道路で走行できない

125ccバイク購入時に一番悩むところかと思います。
特に通勤、街乗りというより、ツーリング主体の使い方をされる方は悩むところですね。

利用できる駐輪場が少ない

そもそも自転車法により駐輪場には、50㏄以下の原付しか停めることができません。

125㏄以下のバイクに関して、国は公営駐輪場を駐車場所として使用するよう積極的に自治体に呼び掛けてきました。
それにより、125cc以下のバイクが駐輪可能な公営駐輪場の整備が自治体でも進み、近年はバイクの駐車場が増える傾向にあります。

私の最寄り駅の公営駐輪場では125cc以下のバイクの駐輪は可能となっています。
駐輪環境は改善しつつあります。

私が使用しているツーリングアプリ “ツーリングサポーター”には排気量別に駐輪場検索ができます。

また全国バイク駐車場案内https://www.jmpsa.or.jp/society/parking/
でも駐輪場検索もできます。

お出かけ前に予め調べておけばストレスも少なくなりますね。

まとめ

ざっと125ccバイク(原付2種)のメリット、デメリットをあげてきました。
参考になったでしょうか?

バイクに対する用途、その楽しみ方は人それぞれですから、自分のこだわりポイントを押さえた上でバイク選びを楽しむといいと思います。

私は当初ツーリングでバイクの購入を考えていたので、高速道路を通行できるかどうかで大変悩みました。
移動の高速化を選ぶか、下道の移動も含めたツーリングを楽しむか。
高速道路の移動は点と点の移動。目的地もしくは自宅へ短時間で移動できます。
一方、一般道での移動は線の移動。もちろん時間は掛かりますし、渋滞のストレスも無視できません。それでも途中で寄ったコンビニやレストラン、片田舎の風景、トラックに煽られた幹線道路等全てが、その匂い、音、そして光景として記憶に焼きつくのではないでしょうか。


あえて不便な方を選ぶのことで、より多くの思い出が残る。
そういう選択肢もありかと思います。

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